悪玉物質「AGE」予防

活性酸素や病気、そして糖尿病の合併症の原因にもなっている元凶物質は「AGE」です。終末糖化産物と呼ばれる物質です

糖から作られる悪玉物質「AGE」を減らすことが重要

糖尿病で重要なのは合併症予防。その中で血糖を下げることと同じくらい大事なのがAGEを減らすことです。

抗AGEの治療の基本は薬と食事療法

ステージ3以上の糖尿病の方が合併症を防ぐには、体内の悪玉物質「AGE」をいかに撃退するかが最も重要なポイントとなります。抗AGE治療の実施に当たり、まずは体内のAGE値を知るために測定します。

体内のAGE値は血液と皮膚で測れます。血液から測る場合は、ふつうの採血を行ったあと、専門の検査機問に血液を送るだけでよく、結果がでるまで1~2週間程度かかります。それに対し、皮膚のAGE値は専用の測定器を使用するので1~2分で結果がわかります。

実際の測定では、まず皮膚のAGE値を測り、必要があると判断された場合は、血液検査も行うのが一般的です。

また、尿にもれ出たたんばく質の量を示す尿アルブミン値と、腎臓の機能を示す血清クレアチニン値も同時に測定し、腎症の発症の有無や、進行度を確認します。また、当然ながら、血糖値の確認も行います。

なお、尿アルブミン値と血清クレアチニン値、血糖値の測定検査には健康保険が適用されますが、AGE値の測定検査は適用外となります。

検査の結果、AGE値が高いとわかつた人では、抗A GE治療を開始します。抗AGE治療で主に行うのは、食事指導と薬の処方の2つです。

食事指導では、焼き料理や揚げ料理などAGEが多い食事を控えてもらうとともに、緑茶を多飲してもらい、ビタミンB群が多い大豆食品や、抗酸化成分(攻撃力の強い活性酸素の嘗を抑える成分)が補える緑黄色野菜を食事でたくさん食べてもらいます。

これに併せて、患者さんの状態によって必要と判断した場合には、健康保険が適用になるビタミンB6、B1、現の薬を処方します。

進行し始めた腎症なども抑えることができる

70歳の男性は、20数年にわたり糖尿病を患っていました。ほかの病院で血糖降下薬などの投薬治療を受け、ウォーキングなどの運動や、カロリーを抑えた従来の糖尿病食のおかげで、ヘモグロビンA1Cは、5.8~6.9% と、ある程度コントロールできていました。

しかし、一昨年7月ころ、体のだるさやまぶたのはれが現れて不安になり、AGE予防について興味を持たれました。

そのときの尿アルブブミン値は461と非常に高くいよ腎症を発症していました。

長年の糖尿病でAGEが少しずつ体内に蓄積していつたため、現在の血糖値がある程度安定しているにもかかわらず、腎症を発症したのだと考えられます。

AGEについて説明し、ふだんの食事では、高温加熱した料理をさけて、緑茶や大豆食品などカテキンやビタミンB群が多い食品を積極的にとるよう指導しました。

まじめに実践し、1日に緑茶を5~6杯飲むのを習慣にし、大豆食品やニンニク、マグロの刺身、生野菜を積極的に食べたそうです。また、ビタミンB群を含んだサプリメンも毎日とりました。

すると、2ヶ月後にはんの血中AGE値は見事に基準値内に収まりました。尿アルブミン値も低下し、200まで改善していました。

尿アルブミンン値は、調子がいいときなら150を示します。もちろん、血中A G E値は正常で安定。今後も抗AGE治療を続けて、腎症のさらなる改善に励みたいと、意気込んでいます。

純炭粉末 きよらは腎機能低下を抑える最後の切り札

ページの先頭へ