性格の傾向
うつ病にかかりやすい性格について
きまじめな性格
几帳面できまじめな性格はどうしてうつになりやすいのでしょうか
性格的にうつになりやすい
ドイツ流の医学の考え方に「病前性格」というのがあって、うつ病についてもかかりやすい独特の性格があります。
メランコリー親和型と呼ばれる性格は、几帳面で真面目でルールに忠実で、人に気を使う「他者配慮性」の性格傾向です。私たちは集団生活をしていますから、ある一定のルールが必要なのですが、過度に相手の思惑に配慮してしまうと、自分ほ無理をすることになります。他人の都合を優先するより、自分の都合を優先するのが自然な生き方なのですが、自分の都合より他人の都合を優先し続けることになると精神的な疲労が蓄積され「うつ病」へとつながります。
粘着気質型の性格は、1つの印象が頭にこびりついて離れない、感情が尾をひきやすい性格です。うつ病になると病前性格がさらに極端になり、柔軟な考え方ができなくなり、1つのことに固執したり硬直した考えに陥りがちです。
しかし、このような病前性格がなくともストレスが加わることで、1~2割 は「うつ病」になる危険率があります。