受診の際の抵抗感

病院を受診するのにどうしても抵抗感がある人が多い

精神科を受診するハードル

できるだけ早く受診したほうが早く改善する

精神科、心療内科などへのイメージ

一般的に病院を受診することには抵抗があるものです。年輩の方の中には、風邪をひいた場合であっても「病院は細菌やウイルスが一杯で抵抗力のない子どもは、感染して病気になる危険があるから、子どもを連れて行くところではない」という信念があって、よっぽどのことがなければ病院を受診しない方もいます。

ましてや精神科の受診にはまだ根強い抵抗感があります。患者さんのアンケート調査の結果でも、受診するときに抵抗があった人が64%もいます。

症状が出てから、どれくらいで受診しているのかを見ると、一番多いのは1年以上苦しんだあとに受診する人が49% で、半年から1年前後は苦しんでから受診することが多いのです。

受診への抵抗感の理由としては、精神科・心療内科に対するマイナスイメージがまずあり、また、他人にどのように思われるかという不安感があるようです。他人だけではなく、家族や身内にどのように思われるかという不安もあります。

また、今は薬の宣伝や様々な情報があふれていますので、薬の副作用や後遺症が心配で受診できない方も少なくありません。不況が続く昨今、リストラなどの影響で、薬剤費や通院費などの経済的な負担も気になります。精神科ではどんな治療を受けるのか分からないという声もよく聞きます。電気ショック療法(通電療法)など名前を聞くだけではよく分からないので不安になります。

さらに、自分に精神障害という診断がつくのが怖いという方もいます。

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