3年寝太郎の話

悲しみからずっと寝ていました

うつ病は自然に回復することができる

深い悲しみで起きられなかった

反応性うつ病

「3年寝太郎」という日本の昔話をご存じでしょうか。太郎さんは母親を亡くし、悲しみのあまり3年間働くこともせず、ただ寝て過ごしていたので、「寝太郎」と呼ばれていました。なまけて寝てばかりと思いながらも、村人たちは、見捨てることなく生活を支援して回復を待っていました。3年後に村に重大な危機がおとずれた際、太郎さんは元気を回復し、村人に恩返しをして村を危機から救い、感謝されたという話です。

この昔話の太郎さんはうつ病になったのだと考えます。抗うつ剤のない時代とはいえ、3年も寝たきりという月自はさすがに長いと思いますが、太郎さんのようにうつ病は人が本来持っている自然治癒力で回復する可能性の高い病気です。

しかし一方、自然治癒には長い時間がかかるので、発病初期と回復期には、「希死念慮」の症状から自殺してしまうというリスクがあります。うつ病の治療をしなければ、病気がこじれて必要以上に長く苦しむことにもなります。また、うつ病は自然に治っても再発することが多いので、初期治療とともに継続治療が大切です。どうか気軽に精神科を受診してみてください。

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